アウディのドイツ本社は10月9日、9月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、9月としては過去最高のおよそ15万9950台。前年同月比は6.4％増と、57か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、回復傾向にあった欧州が減速。9月は7万3150台にとどまり、前年同月比は1.6％減と、2か月連続で前年実績を下回った。このうち、地元ドイツは2.2％増の2万1703台と、2か月ぶりの前年実績超え。
英国は9月、2万6226台を売り上げ、前年同月比は0.6％増と21か月連続で増加。フランスは4308台を販売し、前年同月比は7.4％減と9か月ぶりに減少した。スペインは9.4％増の2476台と、9か月連続で前年実績を上回る。イタリアは13.6％減の3662台と、6か月ぶりのマイナス。ロシアは17％減の2557台と、5か月連続で前年実績を割り込む。
また、中国（香港を含む）は5万1614台を売り上げ、前年同月比は13.4％増と19か月連続で増加した。米国は1万4917台を販売。前年同月比は14.2％増と、45か月連続で前年実績を超えている。
車種別では、新型『A3』シリーズが引き続き牽引。『A3セダン』は1-9月累計で、6万1450台を売り上げた。SUVのQシリーズも、『Q3』や『Q5』を中心に販売を伸ばした。
アウディの2014年1-9月世界新車販売は、前年同期比10.0％増のおよそ129万8650台と過去最高。同社のルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「およそ130万台の販売は、1-9月の新記録。とくに北米の成長が大きい」と語っている。
