JR東海などは10月8日、名古屋駅で建設中の新しい高層ビル「JRゲートタワー」(名古屋市中村区)の今後の工程や、同ビルに入る百貨店とホテルの概要などを発表した。2015年度冬の上棟を目指す。
JRゲートタワーは地上46階・地下6階建ての高層ビル。高さは約220m、延床面積は約26万平方mで、JR・名鉄・近鉄・地下鉄各線の名古屋駅に直結させる。15階までの各階は隣接するJRセントラルタワーズの各階と接続させる。2~8階にジェイアール東海高島屋が運営する百貨店「タカシマヤ ゲートタワーモール」、9~11階にヨドバシカメラが入るほか、1階にバスターミナルなど、12~13階にレストラン街、13~14階にフィットネスクラブ、15階にオフィスロビー・エントランスを設ける。26階から44階まではオフィス施設となる。
タカシマヤ ゲートタワーモールは、約150のファッション・雑貨などの店舗を集積した商業施設とし、JRセントラルタワーズのジェイアール名古屋タカシマヤを増床する形になる。「現在の『ジェイアール名古屋タカシマヤ』では捉えきれていないカテゴリー・価格帯のショップを多彩に取り揃える予定」(ジェイアール東海高島屋)としている。
ジェイアール東海ホテルズが運営する名古屋JRゲートタワーホテルは、15階にホテルのフロントとロビー、レストランを設け、客室は18~24階に350室設ける。インテリアデザインは、シャングリ・ラ ホテル東京などを手がけたキャサリン・ドーバーさんを起用した。
JRゲートタワーのロゴマークもこのほど決まった。「JRゲートタワーが将来、中央新幹線を抱え込み、各地域からの幅広いお客様をお迎えする玄関口となる」(ジェイアールセントラルビル)ことから、「GATE」の頭文字「G」をモチーフにしたという。
今後は2015年度の冬に上棟し、2016年11月からオフィスの入居を開始。2017年4月には「タカシマヤ ゲートタワーモール」と「名古屋JRゲートタワーホテル」がオープンする予定だ。