七尾線観光特急、列車名は「花嫁のれん」…来年10月から運行開始

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2015年10月から七尾線を含む金沢~和倉温泉間で運行を開始する刊行特急のイメージ。このほど列車名が『花嫁のれん』に決まった。
  • 2015年10月から七尾線を含む金沢~和倉温泉間で運行を開始する刊行特急のイメージ。このほど列車名が『花嫁のれん』に決まった。
  • 列車名の由来「花嫁のれん」は、旧加賀藩の加賀・能登・越中で見られる風習。婚礼の際、写真のような色鮮やかなのれんを嫁ぐ娘に持たせる。

JR西日本は9月29日、能登半島方面の金沢(金沢市)~和倉温泉(石川県七尾市)間で運行する「七尾線観光列車」について、列車名を『花嫁のれん』に決めたと発表した。

『花嫁のれん』は、JRの大型観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン」にあわせ、2015年10月から運行を開始する予定の観光特急。運転日は土曜・休日や多客期を中心とした年間約150日で、金沢~和倉温泉間を1日2往復する。車両はキハ48形気動車を改造した2両編成を使用する。

列車名の由来となった「花嫁のれん」は、婚礼の際に色鮮やかなのれんを嫁ぐ娘に持たせる風習のこと。幕末から明治にかけて旧加賀藩の加賀・能登・越中で、この風習が見られるようになった。

JR西日本は、既に発表しているデザインコンセプト「和と美のおもてなし」に加え、「『花嫁のれん』に込められた女性の幸せを願う思いを『幸』というキーワードでつなぎ、旅の魅力を提供していきたい」としている。

《草町義和》

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