JR貨物、関西~九州間に臨時貨物列車…トラックドライバー不足に対応

鉄道 企業動向

JR貨物はこのほど、吹田貨物ターミナル(大阪府吹田市・摂津市)~福岡貨物ターミナル(福岡市東区)間を結ぶ臨時貨物列車を運行すると発表した。

臨時貨物列車の番号は9061列車で、運行時刻は吹田貨物ターミナル6時28分~広島貨物ターミナル12時02分~福岡貨物ターミナル18時33分。福岡貨物ターミナル行きコンテナ車17両(12フィートコンテナ85個)と広島貨物ターミナル行きコンテナ車5両(12フィートコンテナ25個)の輸送力を持たせる。運行開始は10月2日の予定。詳細は別途案内される。

JR貨物によると、関東~九州間で最も利用が多い貨物列車は、東京貨物ターミナル22時58分発~福岡貨物ターミナル18時27分の1051列車。今回設定する臨時貨物列車と、東京貨物ターミナル~吹田貨物ターミナル間の貨物列車を接続させることにより、1051列車とほぼ同等の時間での輸送が可能になるとともに、需要が高い東京深夜発~福岡夜間着の時間帯の輸送力が強化される。同時に関東~広島間の輸送力も強化される。

JR貨物は、トラックドライバーの不足などにより鉄道へのモーダルシフトの流れが高まりを見せているとし、これを受けて九州行き臨時貨物列車を設定したとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集