アメリカの民間高速鉄道、シーメンス製車両を導入へ

鉄道 企業動向

アメリカ・フロリダ州で旅客列車の運行を計画しているオール・アボード・フロリダ(All Aboard Floridaは9月11日、ドイツ・シーメンス製の車両を導入すると発表した。同鉄道はマイアミ~オーランド間で2016年の運行開始を目指している。

オール・アボード・フロリダは、フロリダ州の民間企業「フロリダ・イーストコースト・インダストリーズ」による都市間旅客列車運行プロジェクト。同州の主要都市マイアミ~オーランド間約390kmを3時間程度で結ぶ都市間旅客列車を運行する計画で、大半の区間は既存の鉄道路線を利用し、一部は新線を建設する。

シーメンスに発注する予定の車両は、最高速度125マイル(約201km/h)の電気式ディーゼル機関車とステンレス製の客車。計画では、既存路線のみで運行する開業当初は客車4両の両端にディーゼル機関車を連結した編成を5本導入し、新線の延伸後は客車を7両に増結するとともに、新たに5編成を増備するとしている。製造はカリフォルニア州サクラメントのシーメンス工場で行い、部品類も米国内の同社工場などから調達する。

アメリカで都市間など長距離の旅客列車を運行しているアムトラックは、政府出資の公社のため、オール・アボード・フロリダが列車の運行を開始すれば、アメリカで唯一の民間保有・運営による旅客鉄道システムになるという。民間によるアメリカの都市間鉄道プロジェクトとしては、ほかに新幹線N700系を導入してテキサス州ダラス~ヒューストン間を結ぶ計画のテキサス・セントラル鉄道などがある。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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