英国のスポーツカーメーカー、ロータスカーズは9月5日、レース専用車の『エリーゼS カップR』の公道仕様車を発表した。
ロータスカーズは2013年11月、エリーゼS カップRを発表。同車は、モータースポーツへの参戦を前提に開発したサーキット専用車。英国をはじめ、欧州各国や米国、日本で開催中の「2014ロータスカップシリーズ」に実戦投入されている。
今回発表された公道仕様(ナンバープレートが取得でき、公道走行が可能)でも、基本的な設計はレース専用車と変わらない。ミッドシップに搭載されるトヨタ製2ZR-FE型1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、「Magnuson R900」と呼ばれるスーパーチャージャーで過給。最大出力は220ps、最大トルクは25.5kgmを引き出す。トランスミッションは6速MT。
また、軽量化も推進。リアの窓ガラスを、ポリカーボネート製に変更するなどして、車両重量は932kgと軽量に仕上げられた。なおルーフには、ハードトップを装着。0-100km/h加速4.6秒、最高速225km/hの性能を備える。
外観は、フロントリップスポイラー、リアウイング、ディフューザーなどの専用エアロパーツを装着。160km/h走行時に66kg、最高速の225km/hでは125kgのダウンフォースを獲得する。欧州での価格については、およそ4万7500ユーロ(約655万円)と公表されている。