常石造船は、中国のグループ会社常石集団(舟山)造船が8万1600メトリックトン型ばら積み貨物船カムサマックスバルカー「アルキモス・ヘラクレス」を竣工し、船主に引き渡したと発表した。
新造した船は、常石造船が2004年に開発したカムサマックスバルカー。2005年に常石造船常石工場で1番船を竣工して以来、グループ累計で建造191隻目となる。
パナマ運河を通行可能な最大船型パナマックスバルカーの載貨重量を、常石造船が業界でいち早く従来の7万トン級から8万トンを超える8万2000トン級に増加、輸送効率を高めた船型。
船の全長は約229m、船幅32.26m、深さが20m。主機関にはM.A.N.-B&W6S60ME-C8.2を搭載する。航海速力は常用出力で14.5ノット。