三井造船、子会社がトランステーナの高性能ハイブリッド化改造5基を引渡し

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三井造船、トランステーナの高性能ハイブリッド化改造
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三井造船は、子会社である三造テクノサービスがタイのLeam ChabangのLCITに設置されているトランテーナ5基に対して、現地工事2カ月の短期間でハイブリッド化改造を施し、引き渡したと発表した。

今回の工事は、2013年1月に同ターミナルで実施した、海外ハイブリッド化改造の初号機による省エネ実績が評価され、受注した。

初号機は、燃費が時間当たり8リットル以下と50%省エネ性能を実現した。

今回の工事では、改造初号機の省エネ技術を引継ぐとともに、蓄電システムを更新することで、発電機とバッテリーのエネルギー分担の最適化を図った。この結果、バッテリーからの供給電流量が抑制され、バッテリー容量の最適化を実現した。

公道の車両と同様に経済性の向上や環境負荷低減のため、エンジンを搭載したトランステーナの省エネ化の需要は多く、多くのメーカーが様々な方式を開発している。

三井造船グループのハイブリッド化改造は、回転数制御された小型エンジンを搭載した発電機と独自制御システムにより、発電機とバッテリーから最適なパワーを供給するエコシステムで、従来型比最大60%の燃料消費量削減を図るとともに、燃費削減率と同程度のCO2排出量の削減を図る。

2014年時点で、省エネトランステーナの納入実績は、新規138基、改造35基となっている。

《レスポンス編集部》

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