【アジアクロスカントリーラリー14】三菱 アウトランダー PHEV、2年連続クラス優勝

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アジアクロスカントリーラリーに出場していた三菱『アウトランダーPHEV』は15日、最終日のコースを走りきり、総合14位、「T1Eクラス」での2年連続優勝を勝ちとった。

アジアクロスカントリーラリー7日目。ラリーは首都プノンペンを起点にした最終日となった。

6日目終了後にリザルトの訂正が行われ、三菱『アウトランダーPHEV』の6日目のリザルトはSSが17位、総合結果が15位となった。

最終日は、プノンペンのホテルからSSスタート地点まで約70kmを移動。約50kmのSSを走り、ふたたびプノンペンまで70kmを移動するというスケジュール。PHEVが得意するコース状況であると同時に、50kmというモーター駆動用の電池を使い切れる距離であったことも手伝い、SSでは2位のタイムを獲得。同時に総合順位で14位、T1Eクラス優勝を果たした。

SSは大きな起伏が連続する部分もあったが、路面は固くてかなりいい状態。ドライバーの青木孝次選手によれば「サンド路面もありました。そしてかなり狭い場所もあったので、参加車両のなかではナローなボディにあたるアウトランダーPHEVは有利な場面となりました。カンボジアはもう少し悪路を予想していたのですが、全体の約70%はいい路面でした。このためかなりハイスピードに展開になりました。アウトランダーPHEVも条件がいいときには180km/h程度を出すことができるのですが、ライバルはこうした速度を維持できますから、そこでは差がでてしまいました」と語った。

また、PHEVシステムについて青木選手は「昨年から開発がさらに進んでいることがよくわかりました。モーターとエンジンの両方を使って走れる距離についても約2倍に増えています。1年でこの進化は本当にすごい」と続けた。

三菱自動車・開発本部技術企画部の田中泰男氏は「昨年に続き、PHEVシステムには何の問題もなくラリーの全日程を終えられたのが一番うれしいです。グリップのいい路面でのハイスピードラリーになったため、S-AWCのテストも市販車にフィードバックしやすいデータを得ることができました。来年についてはまだ何も決まっていませんが、帰国後にいろいろと話し合い、ぜひ限界に挑戦したいと思っています」と語った。

来年、アジアクロスカントリラリーは第20回の記念大会を迎える。三菱チームはもちろん、数多くのコンペティターの頭の中にはすでに来年の設計図が描き始められていることだろう。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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