アウディのドイツ本社は7月7日、6月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数はおよそ15万5450台。前年同月比は10.8%増と、54か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、欧州が回復傾向。6月は前年同月比6.4%増の6万9250台と、7か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは4.4%増の2万3502台と、6か月連続の前年実績超え。
英国は6月、1万3545台を売り上げ、前年同月比は7.1%増と18か月連続で増加。フランスは5263台を販売し、前年同月比は1.8%増と6か月連続のプラス。スペインも20.4%増の4168台と、6か月連続で前年実績を上回る。イタリアは6.5%増の4845台と、3か月連続のプラス。一方、ロシアは3.3%減の3000台と、2か月連続で前年実績を割り込む。
また、中国(香港を含む)は5万0756台を売り上げ、前年同月比は14.1%増と16か月連続で増加した。米国は1万6867台を販売。前年同月比は23.1%増と、42か月連続で前年実績を超えている。
車種別では、新型『A3』シリーズが引き続き牽引。2014年上半期(1-6月)実績は、およそ14万4750台で、前年同期比は49.4%増と大きく伸びた。『Q3』も、前年同期比37%増と好調。『Q5』は5.5%増、『Q7』は20.8%増。『A6』『A7』『A8』の中大型車も、合計で10.1%増の21万9450台と支持を集めた。
アウディの2014年上半期(1-6月)世界新車販売は、前年同期比11.4%増のおよそ86万9350台と過去最高。同社のルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「2014年上半期の好調が、下半期(7-12月)も続くだろう」と語っている。