日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティの主力車、『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)。同車をベースにした高性能コンセプトカー、『Q50オールージュ』に関して、ついに走行シーンが披露されることが判明した。
Q50オールージュは、新型日産スカイラインの海外仕様車、インフィニティQ50をベースにした高性能コンセプトカーとして2014年1月、デトロイトモーターショー14で初公開。2014年3月のジュネーブモーターショー14では、パワートレインが日産『GT-R』から移植されると公表され、驚きを与えた。
Q50オールージュのパワートレインは、3.8リットル(排気量3799cc)のV型6気筒ツインターボ。最大出力は568ps、最大トルクは61.2kgmを引き出す。トランスミッションは7速。駆動方式は、前後トルクを50対50に配分するフルタイム4WD。0-96km/h加速4秒以下、最高速290km/hという優れた性能を発揮する。
6月17日、インフィニティは、Q50オールージュを6月26日、英国で開幕するグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014に出品すると発表。単なる展示ではなく、実際に走行することも告げられた。
今年のグッドウッドでは、インフィニティ・レッドブル・レーシングのセバスチャン・ブエミ選手ら2名が、Q50オールージュをドライブする予定。インフィニティは、「フルスロットル走行させる」とコメントしているだけに、おおいに期待できそうだ。