パブコメで実現、ETCコーポレートカード割引始まる

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東、中、西の高速道路3社は、ETCコーポレートカードを利用した平日朝夕割引を7月1日の走行から適用する。

平日朝夕割引はこれまでの割引に代わり、この春から導入された新たな制度で、4月1日から始まっている。物流事業者など大口利用者については当初は適用される予定がなかったが、今年2月に実施された「新たな高速道路料金に対する意見募集」、いわゆるパブリックコメントで多くの意見が寄せられ、同カードにも割引が拡大されることになった。

3か月遅れで割引が始まったのは、パブコメにより追加されたためだった。

ETCコーポレートカードは、個人・法人を問わず利用できるが、申し込みには一契約あたりの車両台数や利用金額などの実績が必要になる。物流事業の個人事業主など事業規模が満たない場合、組合を作って契約しているのが一般的だ。

平日朝夕割引の割引率、割引条件は、他の車両と同じ。月曜日~金曜日の朝6時~9時、17~20時までの時間内に対象区間を走行した場合に、通常料金から30%、または50%の割引される。

割引率は1か月間に利用した割引対象区間走行回数によって変わる。割引は5回以上9回までは30%、10回以上で50%割引となる。4回に満たない場合は、条件を満たした走行でも割引されない。

それまでの通勤割引は、すべての曜日で走行1回ごとに適用されたが、通勤時間帯に高速道路への利用を促進することにはならないと見直された。

《中島みなみ》

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