フォード、サムスンと次世代バッテリーを共同研究

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フォードとサムスンの次世代バッテリー(右)
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米国の自動車大手、フォードモーターは6月3日、韓国サムスングループのサムスンSDIと共同で、次世代バッテリーの研究を行うと発表した。

両社が共同で研究するのは、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車など、環境対応車用の二次電池ではない。ガソリン車やディーゼル車のエンジン始動や車内装備の電源として利用される、一般的な鉛バッテリーに代わる次世代モデル。

その特徴は、超軽量なリチウムイオンバッテリーという点。フォードモーターによると、現行の鉛バッテリーと比較して約5.5kg、率にして最大で40%軽量に仕上げられるという。

バッテリーの大きさも、現行よりもひと回り以上コンパクト。フォードモーターは将来、ハイブリッド車以外の市販車に搭載し、燃費向上を目指す。

フォードモーターのバッテリー研究担当、テッド・ミラー上級マネージャーは、「現在、全ラインナップの70%に、アイドリングストップを拡大。現時点では研究段階だが、このような次世代バッテリーが、自動車の環境性能向上に有効な手段となり得る」と語っている。

《森脇稔》

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