東京アールアンドデーは、JR気仙沼線BRTで運行開始した電気バス「e-BRT」をJR東日本に納入したと発表した。
この車両は東京アールアンドデーのEV(電気自動車)技術を投入した寒冷地向け中距離運用仕様の電気バス。車両はいすゞの中型ノンステップバス「エルガミオ」をベースに、走行状況、搭載電池状態などを24時間リアルタイムで監視できる「ビークル-ICTシステム」や屋根に太陽光発電パネルを装備する。車室内にはモバイル機器充電用USBコネクタや、災害時に車両の走行用バッテリーから電力を供給できる非常用電源コンセントも装備する。
電池は三菱重工製の65kWhリチウムイオン電池を搭載、最高速度は80km/h。
車体の内外装もe-BRT専用にデザインした。
運行時に使用する急速充電器2基も同時に納入した。
同社では今後、営業路線で電気バスの導入が進むことが予想されるため、受注・生産体制を強化するとしている。