太田昭宏国土交通相は6月3日の閣議後会見で、5月にJR北海道の子会社が枕木の交換工事の際、検査データをねつ造したとされる問題について「大変遺憾だ。二度とないようにと強く言っているところだ」と述べた。
国交相によると、作業を請け負った北海道軌道施設工業の社員が、枕木交換後の検査の際、一部のデータ計測を忘れたため、数値をねつ造して報告した。
太田国交相は「JR北海道は計測後直ちに運転を中止して線路の補修を実施し、グループ会社に事実関係の調査を求め、ねつ造した社員を厳正に処分した。5月27日に調査結果について報告を受けた」と経緯を明らかにした。