気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年3月26日付
●なぜ南インド洋に、マレーシア機、北方での捜索中止(読売・2面)
●欧州メーカー小型車続々、日本市場狙う、新興国向け開発強化で(読売・8面)
●運転手に懲役9年6か月、関越道バス事故「眠いまま運転」前橋地裁判決(朝日・38面)
●理想の上司1位、イチロー、天海祐希さん(毎日・7面)
●日航の羽田-ホーチミン線許可(産経・2面)
●労使交渉ベア減額回答、トヨタ、配慮の「2700円」取引先傷めず、社員に士気(日経・2面)
●現代自、重慶に新工場、年30万台、日産と3位争い(日経・7面)
●トヨタ、ホンダ年1000台生産、燃料電池車、来年から、まず1000万円切る価格(日経・9面)
●ホンダ、英工場一部休止、欧州景気低迷、従業員340人削減へ(日経・11面)
●スズキ、小型車発表、バンコクモーターショー開幕(日経・11面)
●バイク乗り、地道に復調、中高年が先導、女性・若者も興味(日経・39面)
ひとくちコメント
日経電子版に「連続リコール、ホンダを襲う成長痛」などと、このところホンダ関連のネガティブなニュースが増えているが、きょうも日経が、ホンダの欧州唯一の生産拠点である英国南部スウィンドンの工場で、2本ある自動車の生産ラインのうち1本を近く休止させる方針だと報じている。
記事によると、欧州景気の低迷などで新車販売の回復が遅れているためで、従業員の約1割にあたる340人をリストラする方向で労働組合と協議に入るとも伝えている。
ホンダの英工場の年産能力は25万台だが、2013年の生産実績は能力の6割以下の14万台にとどまるなど厳しい事業環境が続いており、欧州事業の赤字も膨らみ、業績の足を引っ張っている。
ホンダには2016年度に世界販売600万台という壮大な目標があるが、ハイブリッド車のリコール問題も相次いで浮上し、新車の投入計画を見直する可能性もあるなど正念場を迎えている。