2014年3月22日、中国国営の新華社通信は、中国の地球観測衛星が行方不明のマレーシア航空機 MH370便の可能性がある物体を見つけたと伝えた。発見はインド洋上で、今月20日にオーストラリア海洋安全局が発表した、残骸の可能性のある物体の発見個所と比較的近い。
発表は中国の国家国防科学技術工業局によるもので、地球観測衛星「高分1号」が3月18日の12時ごろとらえた。物体の長さは22メートル、幅13メートルほど。撮影個所は南緯44度57分、東経90度13分付近。オーストラリア海洋安全局が3月20日に発表した、Digital Globe社の地球観測衛星が3月16日にとらえたインド洋上の漂流物から南西に120キロメートルほど離れているという。