JR西日本、昇降式ホーム柵を六甲道駅で試行へ

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JR西日本は六甲道駅で昇降式ホーム柵の試行運用を行うと発表。写真は同駅に昇降式ホーム柵を設置したイメージ
  • JR西日本は六甲道駅で昇降式ホーム柵の試行運用を行うと発表。写真は同駅に昇降式ホーム柵を設置したイメージ
  • 昇降式ホーム柵の上昇時のイメージ。ロープ式は開口部を広く取ることができ、ドアの数や位置の異なる車両が混在している路線でも導入しやすい。

JR西日本は3月12日、桜島線(JRゆめ咲線)の桜島駅で試行運用している「昇降式ホーム柵」の新たな試行運用を、東海道本線六甲道駅で年内にも開始すると発表した。桜島駅では確認できない、ドア数が異なる列車への対応などを検証する。

昇降式ホーム柵は、ホームの支柱に張った上下に動くワイヤーで旅客の転落を防止する仕組みのホーム柵。桜島駅では2013年12月から試行運用を行い、操作性などおおむね良好な稼働が確認されたという。同駅は折り返し駅で、発着する列車のドア数も4ドアに限られているため、次の段階として到着から発車までが連続する中間駅で、ドアの位置・数が異なる列車が停車する六甲道駅に設置する。

設置するのは六甲道駅の上り内側線(3番のりば)。同駅ではドア数の異なる列車への対応など、これまでの試行で確認できなかった点を検証するほか、乗務員によるホーム柵操作のための時間増加や、混雑時に支障物センサーが不必要な検知を行う点について、自動開扉機能の開発やセンサーの感度改良などといった対策を検討、確認するという。

試行運用は今年末ごろまでに開始する予定。

《レスポンス編集部》

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