大阪市交通局は2月13日、野田阪神(大阪市福島区)~南巽(生野区)間の13.1kmを結ぶ地下鉄千日前線の全駅に可動式ホーム柵を設置すると発表した。同時に段差と隙間を小さくする対策も実施する。
可動式ホーム柵は南巽駅から野田阪神駅に向けて順次整備する。最初の設置駅となる南巽駅は3月14日の終列車後から設置工事に着手し、4月から使用を開始。2015年2月には全駅で可動式ホーム柵の使用を開始する予定だ。
このほか、ホーム床面を列車の乗降口に向けてスロープ状にかさ上げするとともに、ホーム先端にくし状のゴムを設置する。これにより段差と隙間の縮小を図り、段差は0~15mm、隙間は最小20mmにする。
大阪市交通局の鉄道路線では、長堀鶴見緑地線と今里筋線、南港ポートタウン線で可動式ホーム柵の設置が完了しており、御堂筋線でも2014年度中に心斎橋駅と天王寺駅に導入する予定となっている。