ドイツ自動車大手のダイムラーは2月5日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の1月世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は11万5988台。前年同月比は13.5%増と、11か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、メルセデスベンツが10万9477台を販売。前年同月比は15.4%増と、11か月連続の前年超え。スマートは6511台にとどまり、前年同月比は10.6%減。2か月ぶりに前年実績を割り込む。
市場別では、欧州が4万0830台を販売。前年同月比は5.9%増と、3か月ぶりに回復。このうち、地元ドイツは8.4%増の1万3595台と、4か月ぶりに前年実績を上回る。中国(香港を含む)は、2万4199台。前年同月比は44.9%の大幅増で、11か月連続で前年実績を上回った。
また、米国は2万2604台を販売し、前年同月比は0.5%増と、29か月連続の前年実績超え。日本は4015台を売り上げ、前年同月比は73.4%増と、引き続き大幅な伸びを維持する。
メルセデスベンツブランドの1月実績では、新型『Aクラス』が、新型『Bクラス』、『CLAクラス』と合計で、2万7198台を販売。前年実績に対して、32.1%もの伸びを示す。大幅改良モデルを投入した『Eクラス』も、1月単月で2万台以上を売り上げ、前年同月比は32%増。新型『Sクラス』も前年同月比は69.2%の7431台と、好調な立ち上がり。
ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門の営業担当、オーラ・ケレニウス取締役は、「2013年の販売新記録に続いて、2014年も強固な商品ラインナップにより、新たな成長のスタートを切った」とコメントしている。