2013年12月24日、スズキより、新型軽自動車『ハスラー』が発表された。「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」をコンセプトに誕生したモデルだ。スズキの大ヒットモデルである『ワゴンR』のプラットフォームを使いつつも、最低地上高を高めて、ワンランク上のオフロード走破性を身につけたのがハスラーだ。乗用車と完全なオフロードモデルの中間に位置するクロスオーバーというジャンルは、これまで軽自動車に存在せず、スズキはこのハスラーで、軽自動車の新ジャンルを開拓しようというのだ。そんな意欲作にふさわしく、社名も凝ったものになった。古いバイク・ファンならば、誰もが知るように、この名称は1960~80年代にかけてスズキのオフロード・バイクに使われていたもの。かつてを知る人間にとっては「懐かしく」、しかも、「オフロードを活き活きと走るイメージ」が連想できる名称である。「ハスラーという名称は、デザイン部門からの提案だったんです。簡単に言うと、このクルマのデザインと商品性に、ハスラーという名前のイメージがぴったりあっているということです。一応、社内公募で、“どんな名前が良いのか?”とやったんですけれど、かなりの得票差で、これに決まりました。社内的にも受け入れられたということです」とハスラーのチーフエンジニアである沼澤正司氏は説明する。当然、スズキの社内の人間は「ハスラー」が、かつてのオフロード・バイクであることは知っていたはずだ。「直接、バイクに、結びつけようというのはないんですけれど、ラフロードを軽やかに走るという点ではイメージも合っているのかなと。ちょうどハマったという感じですね。他にも「(ソリオ・)バンディット」という、バイクの名前を四輪に使った例もありますから、バイクの名前を使うというのは珍しいわけではないんですよ」と沼澤氏。まったく新しいモデルの訴求に、認知度の高い名称ほど役立つものはない。そういう意味で、「ハスラー」という名称は、非常に大きな新型モデルの拡販の力となるはずだ。スズキがこれまで築き上げてきた資産を上手に再利用するネーミングといえるだろう。となると、四輪版「カタナ」の存在が気になるところもであるが…。
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