国土交通省は12月20日、来年4月以降の新たな高速道路料金の基本方針をまとめ、発表した。
料金水準を現行の10区分から(1)普通区間=24.6円/km、(2)大都市近郊区間=29.52円/km、(3)海峡部等特別区間=108.1円/km--の3区分に簡素化し、アクアラインや本四架橋などの割高区間は海峡部等特別区間の料金水準に引き下げる。
本四架橋については、基本料金を大幅に引き下げるが、現在の割引後料金をそのまま維持し、アクアラインについても千葉県の負担を前提に終日800円を継続する。
料金割引については国の財源がなくなるため、通勤割引を多頻度利用車に限定するほか、マイレージ割引の割引率も13.8%から9.1%に引き下げる。休日割引も来年6月末までは5割引を継続するが、7月以降は3割引に引き下げる。
深夜割引も5割引から3割引に引き下げるが、物流コストへの影響に配慮して大口・多頻度割引は最大割引率を約40%に引き上げ、経済対策でさらに来年度1年間は最大50%割引とする。