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JR西日本、新博物館の名称「京都鉄道博物館」に…2016年春オープン目指す

鉄道 企業動向

JR西日本は12月18日、現在の交通科学博物館(大阪市港区)に代わる新しい博物館施設(京都市下京区)の名称を「京都鉄道博物館」に決めたと発表した。2016年春のオープンを目指す。

京都鉄道博物館は、蒸気機関車を動態保存している梅小路蒸気機関車館と一体的に整備する予定の新しい鉄道博物館。JR西日本が所有し、交通文化振興財団に運営・管理を委託する。総事業費は約70億円で、このうち設計費と建設工事費は約36億円になる。

現在の蒸気機関車館を含む敷地面積は3万435平方m。蒸気機関車館の西側にエントランス棟とプロムナード棟、本館、屋外上屋を整備し、50両の鉄道車両を収蔵する。蒸気機関車館も扇形車庫の耐震補強工事を実施するほか、蒸気機関車の動態保存環境を改善するため新しい整備施設(SL専用検修庫)を設ける。

プロムナード棟には蒸気機関車や電車、新幹線車両をそれぞれ連結した状態で展示。屋外上屋は旧京都駅0番線ホームの上屋トラス構造を展示するほか、収蔵車両も展示する。本館は1階に営業車両の引込線など、2階にジオラマや運転シミュレーターなど、3階に資料室や展望テラスなどを設ける。現在の蒸気機関車館の施設のうち、旧二条駅舎では蒸気機関車の仕組みを中心とした展示を行い、扇形車庫はこれまで通り保存蒸気機関車の展示を行う。

営業時間は10時から17時30分、休館日は水曜日の予定。開館当初の入場料金は大人1000円・子供500円を予定しているが、JR西日本は「今後市況等を勘案して設定」するとしている。年間来館者数は交通科学博物館の29万人、梅小路蒸気機関車館の30万人に対し、80万人を想定している。

今回、博物館の名称を「京都鉄道博物館」としたことについて、JR西日本は「伝統と歴史を重んじながらも革新を続けるまち、日本を代表する国際観光都市『京都』に設置すること」や、「技術革新によって日本の産業発展に貢献してきた『鉄道』の歴史を紹介すること」などの理由から名称を決めたとしている。

あわせて京都鉄道博物館のロゴマークも発表。新たに整備される「く」の字形の博物館施設と半円形の扇形車庫をイメージしたほか、「地域に根ざし、地域と共生する」「人びとが集う、あたたかな場所とする」「鉄道の歴史を未来へ継承する」などの思いも込めたという。色は「『鉄』に由来する伝統の色であり、かすかに緑や茶の色みを持った灰色の『ブラウニッシュ グレー』」とした。
《草町義和》

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