【SEMAショー13】トヨタ 86 に750psのドリフトレーサー… スープラ 用直6ターボ移植

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GReddy Racingが手がけたサイオンFR-S プロトタイプ
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トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は10月30日、米国ラスベガスで11月5日に開幕するSEMAショー13において、サイオン『FR-S』(日本名:トヨタ『86』)のカスタマイズカーを初公開すると発表した。

サイオンは、トヨタ自動車の米国での若者向けブランド。トヨタ86は米国では、サイオンFR-Sとして販売されている。SEMAショーには2012年に続いて、2013年も複数の86のカスタマイズカーが出品される。

そのうちの1台が、GReddy Racingが手がけたサイオン『FR-S プロトタイプ』と命名されたモデル。サイオンレーシングから、米国のフォーミュラドリフトシリーズに参戦中のケン・グシ(具志健士郎)選手が乗るドリフトマシンに仕立てられた。

そのハイライトは、『スープラ』用の2JZ-GTE型3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンの移植にある。このエンジンは、GReddy製のターボチャージャーで過給されるなど、数々のチューニングを実施。その結果、最大出力は750ps、最大トルクは101kgmを獲得する。ノーマルの2.0リットル水平対向4気筒ユニットの200psに対して、4倍近いパワーを得た計算。

また、外観はオーバーフェンダーが追加され、ハンコック製の前235/35ZR19、後ろ275/35ZR19サイズのワイドタイヤを収めた。フロントリップスポイラーやリアスポイラーも装備。室内には、バケットシートやタカタ製のフルハーネスが装着されている。

《森脇稔》

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