近未来のロンドン地下鉄はこうなる…? 独シーメンスがコンセプトモデルとして開発した新型地下鉄車両の実物大模型(モックアップ)が、同社がロンドンに開設した持続可能な都市開発をテーマにした施設「クリスタル」で10月8日から始まる展示会で公開される。
ロンドン地下鉄は、地下深くにシールド工法で建設された路線のトンネル形状から「チューブ」と呼ばれるが、シーメンスのコンセプトモデルはまさにチューブのような円筒形の前面デザインが特徴。同社の新型地下鉄車両「Inspiro」シリーズとして開発され、天井に埋め込まれたLEDパネル照明や車体と同じ幅の車両間貫通路など、広さと明るさを重視したデザインとなっている。
展示会は「Going Underground(ゴーイング・アンダーグラウンド)」と題し、未来の地下鉄車両や駅の発展をテーマに、車両モックアップのほか電子乗車券や案内システム、駅管理システムなどのテクノロジーを紹介する内容。ロンドン交通博物館などと共同で開催する。