日本海事協会は、商船三井が運航するコンテナ船「MOLコンフォート」の海難事故に関して、鋼船規則に基づく承認が適正に行われたことを確認したと発表した。
MOLコンフォートの図面は、協会が建造前、鋼船規則に基づいてチェックし、承認している。今回、この承認が規則に基づいて適正に行われたことを再確認したとしている。
また、船は2013年5月29日に定期検査(Special Survey)が完了しており、この検査が適正に実施され、検査時点において問題となる箇所が無かったことも今回再確認したとしている。
同協会では、MOLコンフォートの海難事故を受けて、松井敏友副会長をチームリーダーとする「事故調査チーム」を結成している。現在、商船三井、船を建造した三菱重工業、政府などとも協力して事故原因の究明に着手している。
この事故原因の究明とは別に、協会ではMOLコンフォートの同型船の安全点検を商船三井、三菱重工業とともに開始している。