インドの自動車大手、タタモーターズは6月19日、インド国内向けの乗用車に、積極的な新型車を投入する戦略を発表した。
この戦略は、「HORIZONEXT」と命名。英国の高級車、ジャガー・ランドローバーを除いたタタグループの5ブランドに、合計8車種の新型または改良モデルを投入する。
例えば、超低価格車の『ナノ』には、改良モデルを発表。リモートキーレスエントリー、ツイングローブボックス、4スピーカーオーディオなど、装備を充実させた。内外装もリフレッシュ。外観はクロームのアクセントが追加されたのが特徴。
ナノの改良モデルは2013年7月、インド国内で発売される予定。インドでは燃料高や金利の上昇により、新車市場が低迷。タタはナノを含めた新型車の投入により、販売の回復を目指す。
タタモーターズのマネージングディレクター、Karl Slym氏は、「インド新車市場は競争が激化している。我々の目標は商用車市場でのシェア1位を維持しつつ、乗用車市場でシェアを伸ばすこと」と述べている。