日産『リーフ』、三菱『i-MiEV』(米国名:『i』)、ホンダ『フィットEV』、トヨタ『RAV4 EV』。この4台の日本製EVについて、4月の米国販売実績がまとまった。
これは北米日産、三菱モータースノースアメリカ、アメリカンホンダ、米国トヨタ販売の各社が明らかにしたもの。北米日産の発表によると、4月のリーフの米国販売台数は1937台。前年実績に対して5.2倍と、3か月連続で前年実績を上回る。
リーフの4月販売が大きく増えたのは、デビュー以来、初の大幅改良を施した2013年モデル発売の効果。また2013年モデルから、米国向けのリーフは、日本からの輸入を米国現地生産に切り替えた。これにより、価格の引き下げを実現したのも、販売増に貢献。
三菱i-MiEVの4月米国販売実績は127台。前年同月比は60.7%増と2か月ぶりに回復した。i-MiEVは現地では2012年1月にリリース。同車の米国販売は2012年6月以降、月30台レベルで推移してきた。しかし、11月42台、12月77台と増加しており、2013年1月は257台、2月337台と、一挙に販売が増加。ただし3月は、リチウムイオンバッテリーの不具合による出荷停止の影響で、31台にとどまっていた。
ホンダのフィットEVは4月、22台を販売。1月の8台、2月の15台、3月の23台と、3月実績からほぼ横ばい。同車は当初、販売エリアをカリフォルニア州とオレゴン州の2州に限定。しかし、ホンダは2013年2月、東海岸5州に販売エリアを拡大すると発表したばかり。
トヨタのRAV4 EVは4月、70台を販売。同車は1月に25台、2月に52台、3月に133台を販売。4月は失速した形。同車は2012年9月、米国市場に投入されたが、累計で472台を販売している。