【AMAスーパークロス第12戦】450SXクラスでライアン・ビロポトが粘り強い走りを見せて4連勝

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  • チャド・リードはこのレースの後、膝の手術を受ける
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AMAスーパークロス第12戦は3月23日にトロントのロジャース・センターに4万8669人のファンを集めて行われ、450SXクラスの決勝でモンスター・エナジー・カワサキのライアン・ビロポトが今季7勝目となる4連勝を飾り、2位とのポイント差をさらに広げる結果となった。

450SXクラスの決勝はスタートと共にスリリングな展開となり、ビロポトはホールショットを奪ったがトラクションを失い、すぐにツー・ツー・モータースポーツのチャド・リードとロックスター・エナジー・レーシングのデビ・ミルサップスに追い抜かれ、さらにその後の4番手にはレッドブル・KTMのライアン・ダンジーと5番手にはヨシムラ・スズキのジェームス・スチュワートというトップライダー達が顔を並べた。

ミルサップスは第2ラップでリードをパスしてトップに立ち、レース前半のペースを設定した。そして第3ラップでビロポトはリードを交わして2番手となり、さらに第3ラップでダンジーが3番手のポジションを確保した。

その後8ラップの間ビロポトはミルサップスとの差をバイクの長さでキープし、第11ラップでミルサップスのインを突いたビロポトが先頭に立ち、そのまま徐々に差を広げてミスを犯すことなく、トップのままフィニッシュした。

「信じられなかった。デビ(ミルサップス)はよく乗れていたが、今夜は特に良い走りをしていた。レースの中盤で彼を交わして、少しずつ差を広げることができた。表彰台に立っている皆が、信じられないくらい良いレースをした。そしてそれは自分達がこの難しいトラックでああいったペースで走った時、どれだけ速く走れるかを見せた。」と勝利したビロポトは興奮気味に語った。

なお、AMAスーパークロス第13戦は4月6日にヒューストンのレリアント・スタジアムにて行われる予定である。

450SXクラス第12戦結果

1.ライアン・ビロポト(カワサキ)
2.デビ・ミルサップス(スズキ)
3.ライアン・ダンジー(KTM)
4.チャド・リード(ホンダ)
5.ジャスティン・バルシア(ホンダ)

450SXクラスシーズン累積ポイント

1.ライアン・ビロポト(カワサキ)-252
2.デビ・ミルサップス(スズキ)-240
3.ライアン・ダンジー(KTM)-230
4.チャド・リード(ホンダ)-196
5.ジャスティン・バルシア(ホンダ)-184

《河村兵衛》

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