日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティが1月14日、米国で開幕したデトロイトモーターショー13でワールドプレミアした『Q50』。この日産『スカイライン』後継車のパフォーマンスを説明した映像が、ネット上で公開されている。
インフィニティQ50は、現行『G37セダン』(日本名:日産スカイライン)の後継モデル。インフィニティは、このQ50を皮切りに、モデル名の呼称を一新する計画。『スカイラインセダン』の海外名は、長年『G』という車名を用いてきたが、新型はQ50というネーミングに変更される。
Q50では、歴代スカイライン初のハイブリッドを設定。「インフィニティ・ダイレクト・レスポンス・ハイブリッド」と呼ばれるシステムは、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを基本に、「デュアルクラッチコントロール」と称する1モーター2クラッチ方式のフルハイブリッドシステムだ。
このシステムは、駆動用と回生用を兼ねた1つのモーターとエンジン、トランスミッションを2つのクラッチでダイレクトに接続したパラレルハイブリッドシステムに、高出力のリチウムイオンバッテリーの組み合わせ。エンジンの最大出力は296ps、最大トルクは35.2kgm、モーターの最大出力は67ps、最大トルクは27.5kgm。ハイブリッドシステムのトータルパワーは、354psとなる。
また、3.7リットルV型6気筒ガソリンエンジンも引き続き用意。最大出力は328ps、最大トルクは37.2kgmを発生する。トランスミッションは7速AT。従来通り、パドルシフトでの変速が可能だ。
インフィニティQ50のハイブリッドのパフォーマンスを中心に紹介した映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。