日産自動車が、11月2日に発表した『GT-R』の2013年モデル。同車がドイツ・ニュルブルクリンク北コースのラップタイムを、再び更新したことが判明した。
これは11月1日、日産が公式サイトで公開した映像で明らかにしたもの。『日産GT-R、第三世代の進化』と題した映像で、2013年モデルのGT-Rが恒例のニュルアタックを実施し、そのタイムを公表している。
2013年モデルでは、VR38DETT型3.8リットルV6ツインターボエンジンに高出力用インジェクターを採用するなどの改良を実施。エンジンの中回転域のレスポンスや高回転域の伸びを改善した。
さらに、ボディ剛性の強化、ダンパーやスプリング、フロントスタビライザーの見直しなどにより、速さや高速安定性に磨きをかけた。0-100km/h加速は2.7秒と、従来よりも0.1秒短縮している。
そして2012年5月、日産は2013年モデルのGT-Rをニュルブルクリンクに持ち込み、タイムアタックを実施。その結果、日産は「7分18秒6」を2013年モデルの公式タイムとして、今回公表したのだ。これは従来の7分21秒を、約3秒縮める歴代GT-Rの最速記録。
再び進化を遂げた2013年モデルのGT-R。GT-Rの開発責任者、水野和敏氏の解説を交えながらのニュルでの実力は、映像内の8分20秒付近から見ることができる。