GARMINのPND「nuvi(ヌヴィ)」シリーズの最新モデル『nuvi2582R』は、ドライブレコーダーを組み合わせるという力技に打って出た意欲作だ。
本機には「GDR20」というドライブレコーダーが同梱されている。その車両への固定はnuviシリーズ共通のクレードルにアームを追加して取り付け、ナビ本体とケーブルで接続して電源の供給、データのやりとりをする。ボディこそ別々だが、システムとしては完全に独立しているわけではなく、映像のモニターと各種設定、操作はナビ本体がなければできない。
GDR20のハードウエアスペックを紹介しておくと、大きさは縦、横、厚さとも約45ミリほどの大きさで、重さは52.3グラム。特に小さくはないが、ものものしい雰囲気でもない。CMOSセンサーはHD(1280×720画素)の撮影が可能で、レンズはF2.0と非常に明るい。最大32GBのカードに対応するMicroSDHCスロットを備え、本体には8GBのカードも付属している。さらに、Gセンサーも内蔵している。
取り付けはナビ本体のクレードルを利用するので、基本的にはまったく問題ない。ただ、カーナビとして使いやすい位置、ダッシュボードの手前の方に取り付けると、カメラの映像の下半分はダッシュボードということになりかねない。カメラの映像はディスプレイに映し出せるので、それを見ながら位置決めをする必要がある。
また、別売オプションとしてカメラユニット用の延長ケーブルが用意されている。このケーブルにはGDR20を単体でマウントできる吸盤付きのクレードルも同梱されており、GDR20はウインドウ上部、ナビ本体はダッシュボード上に設置することが可能だ。