ダイハツ工業とトヨタ自動車は、ジャカルタで共同会見を開催し、新興国向けの新型コンパクトカーを発表した。
新型車はダイハツ『AYLA』(アイラ)、トヨタ『AGYA』(アギア)。ダイハツのコンパクトカー作りの専門性を活用した車両で、ダイハツからトヨタへのOEMとなる。
会見で登壇したダイハツの伊奈功一社長は「当社が持っているコンパクトカーに対する技術を最大限活用しました。日本では『ミライース』というコンパクトカーを展開し、一定の評価を得ていますが、そうした車両に搭載しているノウハウを活かしています」と述べた。
また、インドネシアにおけるトヨタとの連携が結果を出し続けていることに言及し「インドネシアではダイハツの『セニア』、トヨタ『アバンザ』が大変評価されています。今回発表したアイラ、アギアは、このスキームを活用、強化するラインアップです。インドネシア政府が打ち出しているロー・コスト・グリーン・カー(LCGC)にも適合しています」とした。
トヨタの布野幸利副社長は「アイラ、アギアは、新興国向けの新たなコンセプトを盛り込んだクルマです。室内居住性、低燃費、そして購入しやすい価格設定はインドネシアの国民に必ず喜んでいただけるものと確信しています」と述べた。