ロシアで8月29日、幕を開けたモスクワモーターショー12。ロシアのブランド別販売シェアでトップ3に入る韓国のキアモーターズは、最上級サルーンの『クオリス』(QUORIS)を初公開した。
クオリスは2012年3月、ジュネーブモーターショー12において『K9』の車名でワールドプレミア。ただし、このK9は韓国でのネーミングで、その後、海外市場ではクオリスを名乗ると発表された。クオリスの名前でのワールドプレミアは、今回のモスクワモーターショー12が初である。
クオリスは、キアモーターズ初の後輪駆動車。同社のアイデンティティが表現されたフロントグリルをはじめ、そのスタイリングはフラッグシップサルーンにふさわしい堂々としたものだ。
パワートレーンは、親会社のヒュンダイモーターズの高級サルーン『ジェネシス』と共用。5.0リットルV型8気筒を筆頭に、4.6リットルV8、3.8リットルV6が設定される。
キアモーターズはクオリスを年内に、ロシアを含めた欧州市場で発売する計画。キアブランドは7月のロシア新車販売において、アフトワズ、GMのシボレーに次ぐ3位につけており、クオリス投入でさらなるブランドイメージ向上を目指す。