トヨタ自動車は、バンコクモーターショーに、新興国向けとしてタイ市場に導入するテレマティクスサービスを出展。会場には、スマートフォンとディスプレイオーディオ(車載機)を組み合わせた端末を展示した。
トヨタでは、タイ市場におけるテレマティクスサービスは、主にスマートフォン向けのサービスとして提供していく。これにより、ユーザーは車内外問わずサービスを享受でき、車載機側にナビゲーション機能を装備する必要がないため、車載機をより低価格で提供が可能となるという。
具体的なテレマティクスサービスとしては、「交通情報を加味したナビゲーションのルート案内サービス」、「オペレーターによる目的地設定の代行サービス」、「事故や救急時に応援の要請を可能とした緊急通報サービス」といったサービスを展開する。
これらのテレマティクスサービスは、同社が情報インフラとして展開を進めるグローバルクラウドプラットフォームを利用するもので、タイ市場は、日本、北米に続き、3番目の市場となる。同社はタイ市場を皮切りに、新興国に向けて順次、同プラットフォームを活用したサービスを拡大する計画。