三菱、タイで ミラージュ を発表、日本へは今夏

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三菱ミラージュ
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  • 三菱 ミラージュ(東京モーターショー11)
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三菱自動車は3月20日、新型グローバルコンパクトカー『ミラージュ』をタイの新工場で生産するとともに、3月28日からタイ市場に投入すると発表した。タイで生産する新型ミラージュは日本市場にも投入する予定。

新型ミラージュは、自動車市場の拡大が見込まれる新興国のエントリーカー、日米欧の成熟国の環境対応車という双方のニーズを一つの商品として具現化するため開発したグローバルコンパクトカー。

三菱自動車の益子修社長は、現地で開催されるミラージュ発表式典を前に「低燃費、環境への関心が高まる中、低燃費や低CO2排出量にこだわった新型グローバルコンパクトカーのミラージュを世界に先駆けタイ市場に投入することが出来て嬉しく思う。今後、新型ミラージュをアセアン諸国、日本を始め、全世界に供給していく」と述べた。

新型車は、日本に次ぐ第2の輸出拠点であるミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)のラムチャバン工場に新たに建設した第3工場で生産し、タイ国内に投入するのに加え、グローバル市場に投入する。

今後の販売計画では、タイに続いてアセアン諸国、日本、欧州各国などへと順次拡大していく。日本は今夏に発売する予定。

日系自動車メーカーが主力の量産モデルを海外市場から日本市場に輸入するのは、日産自動車の『マーチ』に次いで2社目。円高や高い労働コスト、重い税負担などから、日系自動車メーカーは海外生産シフトを加速させており、日本市場向けの自動車も、家電製品やパソコンなどと同様、コストの安いアジアに生産をシフトする可能性がある。

新型ミラージュは、低燃費を追求した新開発のMIVECエンジンを搭載し、空気抵抗と走行抵抗を低減させることで、クラストップレベルの低燃費・低CO2排出量を実現した。コンパクトカーならではの取り回しの良さを追求するとともに、大人5人のための居住空間を確保する高効率パッケージを採用した。

ボディは、構造の最適化と高張力鋼板の採用拡大により従来比で7%の軽量化を実現した。全方位からの衝撃を効果的に吸収・分散させる衝撃安全強化ボディ「RISE」の採用で高い安全性を確保した。

企画・開発・生産・品質確認・販売・サービスのすべての段階で厳正に審査して次工程に進める開発方式とし、新工場では工程完結を基本理念とする全生産拠点に共通の生産方式を採用、高い品質を確保した。新工場での新型車の生産開始に伴い、日本と同等の品質を確保するため、日本人の検査員が駐在して出荷前に全数検査するほか、現地検査員の指導も実施した。

今回発表した新型ミラージュのタイ仕様モデルは、全車に1.2リッターMIVECエンジンを搭載し、タイのエコカー認定基準を上回るクラストップの低燃費22km/リットルを実現した。

価格は38万~54万6000バーツ(約103万~147万円)で、タイでの販売台数は月間2000台を計画する。

《レスポンス編集部》

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