国交省とNEXCO中日本、災害時の相互協力で協定締結

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写真:新東名高速道路 御殿場JCT
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  • 三ヶ日JCT(浜松市北区)

NEXCO中日本は、国道交通省と迅速な災害対応に向け「災害時の相互協力に関する協定」を、2月27日に締結すると発表した。

同協定は、国土交通省中部地方整備局とNEXCO中日本が管理する道路において災害対策基本法に定める災害が発生、若しくその恐れがある場合、相互協力により災害の防止拡大と被災施設の早期復旧を目的としたもの。

東日本大震災を踏まえた危機管理体制の強化、新東名の開通による現東名とのダブルネットワーク形成に伴う新たな危機管理体制構築に向け、災害時における情報提供・共有・被災箇所における調査、復旧作業、緊急対応など総合的に網羅した内容として全国で初めての協定となる。

想定される事例
●迅速な被災情報等の情報提供および情報共有
連絡員の派遣や、予告を含めた通行規制情報の提供・共有をおこなう。共有情報は必要に応じ、SAやPAなどを活用し道路利用者に情報発信をする
●情報の相互交換および提供
双方の道路情報の交換や必要に応じた情報提供の協力などを実施、また、情報提供収集装置回線について相互のネットワークを活用し、緊急時の代替回線の確保をおこなう
●車両、通信機器等の貸借
災害対策車両、災害復旧工事用車両、雪氷対策車両(除雪車・散布車等)の相互融通
●被災状況の調査
被災状況把握のために必要となる被災箇所の調査の実施
●被災箇所の緊急対応
災害対策工事(仮復旧・応急復旧)の応援や、国道の状況により協議(要請)を受け協定適用範囲内の有料道路を代替しての通行料金無料措置の実施

《編集部》

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