三井不動産レジデンシャルと、日産自動車、フルタイムシステムは共同で、災害時における非常用電源として、日産『リーフ』の駆動用バッテリーからマンションの共用部に電力供給するシステムを導入する。
リーフからマンションへの電力供給システムは、宅配ロッカー最大手のフルタイムシステムが、三井不動産レジデンシャル、日産自動車の協力で開発し、2012年9月下旬を目途に商品化する予定。
EV充給電機を導入することで、外部からの電力供給がない状況でも、ワンセグテレビやラジオ、スタンド照明の利用や、携帯電話の充電が最大10日間可能となる。
まずは、三井不動産レジデンシャルが横浜市で分譲中の「パークホームズ大倉山」にて、分譲マンションとして初めて導入する。同物件は、共用部に太陽光発電と蓄電池、防災用の発電機等も備えているが、さらなる非常時の対応としてEVからの電力供給システムを導入する。
マンションの集会室を災害時の防災拠点である「サポートステーション」と想定し、非常時には、リーフのバッテリーから充給電機を経由してサポートステーションの非常用コンセントに電力供給をする。