【BMW i 日本公開】ドリームス カム トゥルー

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BMWが新たに展開するサブブランド「BMW i」から東京モーターショーには『i3』と『i8』が出品される。

「2年ほど前、インテリアチームを率いるようにと指令を受けたとき、とてもエキサイティングでどきどきした気持ちでした」と語るのはBMW iインテリアデザインの責任者ダニエル・スタークさん。

その理由は、「全く白紙の状態から、いちから新しいクルマが作れる。その上、新しいブランドを創出するのです。これは、新しいスタイル、新しいデザインテーマを作るということなので、一生に一度あるかないかという素晴らしい体験。本当にエキサイティングでした!」とそのときの喜びを振り返る。

実際にモデル化されたものを見て、改めて夢がかなったと思った。「ドリームスカムトゥルー。この2年間は非常にエキサイティングでしたし、このクルマが実際に路上を走るまで非常にワクワクしています」とし、このコンセプトカーと実際に路上を走るクルマはかなり似通った形になるだろう、と笑う。

彼がインテリアで一番こだわったのは、シートを薄くする技術による室内の広さだ。「新しい技術でシートをスリム化。特にi3の広々とした空間は見てほしいです」とし、「さらにダッシュボード部分を最小限に抑えて広さを実現しました。しかも、冷たさを感じさせずに人を温かく迎えることが出来る色遣いもしています。そういったところは一番注目してほしいですね」とその出来に満足そうだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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