三菱自動車の益子修社長は4日、「CEATEC JAPAN 2011」の会場で行われたゲストスピーチで、仏プジョー・シトロエン社への電気自動車のOEM供給について「狙い通りにいっている」との考えを明らかにした。
益子社長は「もともとプジョー・シトロエンに電気自動車をOEMすることを決めた背景は、ひとつはボリュームを確保すること。コストダウンを加速させるにはボリュームが必要となる。もうひとつヨーロッパを攻めていくのに私ども単独でいくと、標準化等でハンディキャップになる」と説明。
その上で「それを克服するためにはヨーロッパのメーカーと組むことで、今日本のメーカーが開発して生産しているシステムをヨーロッパで標準化してもらいたい、是非ともしたい。それは今のところ狙い通りにいっている」と強調した。