日産自動車の志賀俊之COOは4日、「CEATEC JAPAN 2011」の会場で行われたゲストスピーチで、電気自動車を「日本の新しい大きな成長の原動力にしたい」との考えを示した。
志賀COOは「世界中が国の政策として電気自動車の普及を推進している。今、日本は技術的にはバッテリーも含めて世界一だが、リチウムイオン電池も日本が開発したものの、量的には韓国のメーカーが上回っている。過去にはトップを獲りながらも残念ながら地位をキープできずに、逆に日本に輸入しているという技術がたくさんある」と指摘。
その上で「そういう意味で、トップを走っている日本の電気自動車が世界の標準化をとっていければ、それが技術的にもビジネスとしても日本の元気をつくっていくことになる」と述べた。