富士重工業(スバル)は今秋に全面改良して投入する『インプレッサ』に同社の小型車(除く軽自動車)としては初めてアイドリングストップ装置を搭載する。
宮脇基寿常務執行役員(スバル技術本部長)が29日に三鷹市で開いた技術説明会で明らかにした。新型インプレッサは、30km/h以下の走行時には自動ブレーキで衝突を回避するプリクラッシュセーフティの「アイサイト」も搭載されることになっており、安全と環境で先進技術を採用する。
自社開発したアイドルストップ装置は「エンジンの停止や始動についてドライバーのマインドとの同調に留意した」(宮脇常務)としており、車両が停止した後0.5秒を経過してエンジンが止まるよう制御する。ブレーキを解除した後は0.35秒で再始動する。
ダイハツが今月発売した軽自動車『ミライース』のアイドルストップは、ブレーキを踏んで速度が7km/h程度になると走行中でもエンジンが切れるようになっており、富士重工はその逆の制御を選択した。