13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11でワールドプレミアされたトヨタ『プリウス』の2012年モデル。この欧州仕様に続いて、今度は米国仕様の新プリウスも公開された。
これは16日、現地法人の米国トヨタ販売が発表したもの。現行の3代目プリウスは2009年1月、デトロイトモーターショーでデビュー。それから2年半を経て、初の大がかりな改良が施された。
改良の内容は、欧州仕様と基本的に共通だ。内外装のリニューアルが中心で、外観はフロントバンパーを一新。開口部を大きく取ったデザインが特徴だ。デイタイムランニングライトも追加。テールランプは、配色パターンが新しい。
インテリアは、基本カラーをダークグレーからブラックへ変更。センターコンソールも新デザインとなり、シルバーの装飾パネルが追加された。プッシュスターターは、ハイブリッドをイメージさせるブルーに。マルチインフォメーションディスプレイは、最新のVFD式を採用する。
米国仕様ならではの装備が、新しいテレマティクスマルチメディアシステム、「エンチューン(entune)」の導入。これは新型『カムリ』に続くもので、プリウスでは中級グレード以上に標準装備された。
ハイブリッドシステムに変更はない。米国EPA(環境保護局)予想燃費は市街地21.68km/リットル、高速20.4km/リットルと公表。2012年モデルは、米国では2011年内に発売される。