米国の人気コミックで、映画化もされている『バットマン』シリーズ。その中に登場する「バットモービル」が、新しく生まれ変わった。
これは、英国で開催される「バットマンライブ・ワールドアリーナツアー」に合わせて製作されたもの。デザインを担当したのは、マクラーレン『F1』を手がけたことで知られるカーデザイナー、ゴードン・マレー氏だ。
ゴードン・マレー氏は、かつてF1マシンの設計も行っていた。今回のバットモービルのデザインには、そのノウハウが応用されている。
新世代バットモービルのデザインは、F1マシンがモチーフ。オールカーボンファイバー製で空力性能を追求したボディや、怪しい光を放つホイールが目を引く。このホイールはバーチャルデザインだが、LEDを使うことで、ステージ上でも走行しているように見える効果を生んでいる。
パワーユニットも未来的で、水素による燃料電池で駆動するという想定。レーザーブラスターやレーダー探知をかわすステルス技術も導入されているという。
この新世代バットモービル、「実現するとしたら、20年ぐらい先」というのが、ゴードン・マレー氏のコメントだ。