トヨタとマイクロソフト(MS)の提携の基盤技術となるMSのクラウドプラットフォーム「Windows Azure」。このWindows Azureを用いたサービスは、すでに存在している。
G-BOOK『通れた道マップ』がそれだ。開発期間は1日だという。
通れた道マップは、東日本大震災を受け、被災地域の移動支援を目的に作られた。情報源は、G-BOOK搭載車両から収集したプローブ情報。ここから吸い上げた通行実績をBing Maps上に表示するサービスとなっている。
このサービスの開発期間はわずか1日。Windows Azureが開発短縮に貢献した。
今回の提携で、トヨタはWindows Azureを活用し、EV・PHVの電力マネジメントやエコ運転などの情報をネットワークと連携、一層の低炭素化、省エネ化を目指すとしている。
トヨタの友山茂樹常務役員はWindows Azureの活用が「サービスの魅力アップにつながる」とした。クラウドを用いることでインフラ構築の負担を軽減し、コンテンツやサービスを磨く。通れた道マップのスピード構築が、今後の両社の取り組みを方向付ける一要素となっているようだ。
G-BOOK『通れた道マップ』
http://map.g-book.com/