スズキの燃料電池スクーター、2015年の市販めざす

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燃料電池バイクのバーグマン・フューエルセルスクーター
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スズキは9日、空冷式の燃料電池を搭載した125cc級の2輪車が世界で初めて欧州統一型式認証(WVTA)を取得したと発表した。4輪車を含む燃料電池車での認証第1号となった。

燃料電池は英国のベンチャー企業であるインテリジェント・エナジー社製を採用、昨年から同国で市街地走行を含む実証実験を行っている。

東京で記者会見した開発本部長の青山市三常務役員は、市場投入についてまず2012年から「欧州の水素インフラの整った地域で数台程度のリースに着手する」計画を示した。

そのうえで15年には「コスト面でもお客様の手に届くよう取り組みたい」とし、市販を目指す方針を表明した。価格は、ガソリン車であるベースモデルの少なくとも2倍未満とする必要があると見ている。

鈴木修会長は、燃料電池車について「CO2を出さない車づくりでひとつの有力な候補だ。メーカーとして環境対応技術では、ありとあらゆる可能性を追求したい」」と語った。

《池原照雄》

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