【日産 エルグランド 新型発表】自慢したくなるインテリア

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  • グローバルデザイン本部プロダクトデザイン部の山本 年氏

フルモデルチェンジし、3代目となった新型『エルグランド』のインテリアデザインのキーワードのひとつに“わくわくするコックピット感”がある。

グローバルデザイン本部プロダクトデザイン部の山本 年さんは、まずその室内全体でドライバーやパッセンジャーが大事にされているということを表現したいのだという。「室内の包まれ感や、木目ひとつでも手が込んでいること、また、シートのホールド感やしっかり見やすいメーターが付いていることなど、そうしたことからわくわくするコックピット感につながっていると思います」と話す。これまで以上にドライバーを大切に考えているのだという。

しかし、当然パッセンジャーもおろそかにはしていない。そのシートも「特に7人乗りのセカンドシートはフロントと同じテーマのデザインで作っているので、フロントシートと同じかそれ以上の立派なシートが選べるようになっています。そして座ってもらってもその包まれ感が表現されています。」という。そのうえ、オットマンがシートと一体になっていることも重要なポイントだと話す。

シートに入れられたステッチにもこだわりがあるという。「スポーティなクルマの場合は赤や黄色など彩度の高い色を選べば間違いはないが、このクルマの場合は上質や高級に見せたいので、どのくらいの彩度でどのくらいの明度でと悩みました。」(山本氏)

最終的には、プレミアムグレードの木目で明るい少しオレンジ色に光るところの色合いと合わせて一本の糸を決めて、それをドア周りなどにも使っているという。「木目やシートが全体から浮いてしまうのではなく、何となく室内全体の色と合うようにコーディネートされていると思います。この『エルグランド』の室内の命は木目とステッチなのです」と強調する。

山本さんは、新型エルグランドオーナーに向け「是非、自慢して欲しい」と語る。「例えば自分が運転してる時、ゲストの方にはオットマンを出して座ってもらい、包まれ感を感じてもらいながら、『このステッチ、気にいっているんです』とか。オーナーが自慢できるものを1か所でも2か所でも良いので、ちゃんと作っておきたいなというのがあったのです。それが自分達の自慢でもあるんですよ」と笑った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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