ホンダ『フリードスパイク』とのコラボレーションでタッグを組んだコールマンジャパンは、コンパクトで使い勝手のいいフリードスパイクとともに、「アウトドアレジャーをさらに活性化させたい」(同社関係者)と考えているようだ。
コールマンジャパンマーケティング本部コミュニケーショングループニシアマネージャーの梅園あい氏は、「クルマが売れなくても、“カーレススタイル”という言葉があるように、バックパッカーのようなスタイルがユーザーに浸透してきているので、実は不況といわれているがアウトドア業界はそういう意味では強い」と話す。
「キャンプやアウトドアの業界も、クルマに“おんぶにだっこ”という時代ではなくなってきていると思う。アウトドア派の移動のメインがクルマだった時代は終わり、クルマを持たない世代が出てきたことや、クルマがコンパクト化する流れのなかでも、ユーザーは“外へ出たい”という心は失っていない」
「我々としては、もっと外へ出て行って遊んでみてほしい、という思いがある。こうしたクルマやアイテムと組み合わせて、もっと楽しい時間と空間がつくりだせるということに気づいてほしい。今回のコラボはそのきっかけづくりという狙いもある」(梅園氏)