ダイムラー、20%以上の燃費向上を実現した新型エンジンを披露

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新型V6/V8エンジン
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ダイムラー社は10日、本拠地ドイツ・シュツットガルト本社近くに位置するウンタートゥルクハイム・エンジン工場で、近く市販モデルに搭載予定の新開発V6/V8エンジンに関するワークショップを「TecDay」として開催した。

新しい3.5リットルの自然吸気V6エンジンと4.6リットルのツインターボ付きV8エンジンは、ボア×ストローク値や生産ラインを共有する“モジュラーエンジン”。ただし、バランスシャフトを使用しない事を前提とした設計のV6エンジンは、振動の少ない等間隔爆発を実現させるためにバンク角が90度から60度へと改められた。

排気量を減らしつつ過給器を用いた“ダウンサイズ・コンセプト”に基づくV8エンジンは、435psの最高出力と700Nmの最大トルクを発生させつつ、5.5リットルの従来型V8エンジン比で22%燃費が向上。

306psの最高出力と370Nmの最大トルクを発生させるV6エンジンも、従来型と同排気量ながらリーンバーンを可能とした事で24%の燃費向上を実現した。双方とも、それぞれ4 - 5%は改良されたトランスミッションの貢献分であるとする。

《河村康彦》

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