【三菱ふそう スーパーグレート 新型】排ガスをクリーンにする「BlueTec」とは?

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三菱ふそうトラック・バスの新型『スーパーグレート』は、環境性能に気を使って開発されている。年々厳しくなる排ガス規制に対応するために、エンジンや燃料噴射システム、マフラーを刷新。

特に力を入れて開発されたのが、「BlueTec」テクノロジーだ。「BlueTec」とは、マフラー内で排気の後処理を行なうシステムのこと。これはダイムラー・トラックグループの一員であるメルセデス・ベンツトラック社が、2005年に世に送り出したシステム。この技術をベースに、三菱ふそうが独自に研究開発を行ない、新型スーパーグレートに搭載した。

BlueTecシステムを簡単に説明すると、以下のようになる。エンジンから出た排気は、前段参加触媒を通ってDPF(セラミックフィルター)に入り、粒子状物質(PM)を除去する。PMが除去された排気は、添加された尿素水AdBlue(アドブルー)との化学反応によって、NOx(窒素酸化物)を無害な窒素と水に分解する。これによって、平成21年度排出ガス規制のクリアーに成功している。

なお、アドブルーは消費し続けるため、定期的に補給する必要がある。しかしスーパーグレートの一般カーゴ系のトラックには33リットルものAdBlueタンクを搭載しており、関東 - 九州の往復は無補給で走行できる。

《佐藤隆博》

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